院長ブログ

2016年5月アーカイブ

今回は不整脈の中でも脳梗塞を効率に合併する心房細動についてのお話しです。

脳梗塞は大きく分けて3つのタイプがあります。
ラクナ梗塞:脳内の太い動脈から枝分かれした細い血管が詰まって起こります。
アテローム血栓性脳梗塞:脳の主管動脈や頸動脈の動脈硬化が原因で血栓
                   (血液の固まり)ができ血管を詰まらせて起こります
心原性脳梗塞:心臓にできた血栓が脳の動脈に流れ込み血管を詰まらせて起こります。

心房細動が原因となるものは心原性脳梗塞です
心臓にできた血栓が血流に乗って脳の動脈に流れ込み血管を詰まらせることで起こります。
心臓にできる血栓は大きくて、脳の比較的太い血管を突然ふさぐため、他の脳梗塞に比べて
広範囲の脳へダメージが起こり、1回の発症で重い症状になりやすい脳梗塞です。
そのため病院に運ばれた5割が死亡または寝たきりになる調査の報告もあります。

心房細動を早く見つける方法は?
1:自覚症状があれば循環器内科へ!
  動悸、めまい、ふらつき等の自覚症状を認めたら、早めに循環器科を受診して
  心電図等の適切な検査を受けましょう。
2:40歳を過ぎたら心電図検査を受けましょう!
  自覚症状が無くても、40歳を過ぎたら年に一度は心電図検査を受けることを
  お勧めします。
3:生活習慣を改善することが心房細動の予防につながります。
  高齢者、心臓疾患(特に弁膜症)の既往のある人や多量に飲酒する人は、
  心房細動のリスクが高いという調査結果があります。
  下記の心房細動リスク要因の中で思い当たることがある人は注意が必要です。
 ・高齢(60歳を超えると増えます)
 ・糖尿病
 ・高血圧
 ・心臓疾患(弁膜症、心筋梗塞、心不全)
 ・甲状腺ホルモン分泌異常
 ・メタボリックシンドローム
 ・慢性腎臓病
 ・多量の飲酒
 ・肥満
 ・喫煙  など

最近では心臓にできる血栓を予防するための良い薬が使えるようになっています。
早期発見、早期治療(早期予防)をしましょう!

 おしまい