院長ブログ

マダニ・・・重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

SFTS(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome)は、主にブニヤウイルス科フレボウイルス属に分類されるSFTSウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染するダニ媒介感染症です。
2011年に中国で致死性の高い新規感染性疾患として報告されました。日本では2013年1月に初めて患者が確認され、それ以降、毎年60名前後の感染が報告されています。
2017年7月に、新たに「発熱・衰弱に加え血小板減少などのある飼育ネコ・イヌの血液・糞便からSFTSウイルスが検出された事例」と「体調不良のネコの咬傷歴がある人が発症して死亡した事例」が確認されました。これらは極めて稀な事例ですが、発症したネコなどから人が感染することも否定できないことから注意喚起が行われています。

マダニ類は、固い外皮に覆われた比較的大型(種類にもよりますが、成ダニでは、吸血前で3~8mm、吸血後は10~20mm程度)のダニで、主に森林や草地などの屋外に生息していますが、市街地周辺でも見られます。
SFTSウイルスの保有率は地域や季節にもよりますが、0~数%との報告です。

SFTSに感染しないためには、まずマダニに咬まれないこと!
そのためには、マダニが生息していそうな場所へ行く時は肌の露出を極限まで無くすこと!
上から、帽子、(首に)タオル、長袖、手袋、長ズボン、靴下、靴・・・です。出来ればズボンの裾は靴下の中へINです!

現在、まだ確立された治療方法がありません。対症療法(症状に対する治療)です。
発症すれば死亡率は10~30%です。
そのため予防が最も大切です。
みなさん、気をつけましょう!!

おしまい